取締役 製造部長 吉田　敬守
　連日に渡る記録的猛暑の中、日々の業務に取り組んでいただき、ありがとうございます。
　この度、６月２６日付で取締役製造部長を拝命いたしました。私が入社してはや３７年が経ちましたが、その間、我々を取り巻く環境も大きく変化してきました。世界情勢の悪化や、自然災害による材料や部品価格の高騰、若者の工業離れによるマンパワー不足、様々な規格の変更等…素早い対応力が試される時代になってきていると感じています。この厳しい時代を乗り越えていくために、製造部には、今、品質を犠牲にしない効率化が求められています。私はその答えは属人化からの脱却にあると考えています。一般的に効率化を推し進めていくと、ある時点で品質の低下へ傾いていきます。
　これはその人（その部署）の限界を超えてしまうことで起きてしまいます。これを起こさせないためには、多能工化を進め、少しでも効率化が進んだ人（部署）が他を手伝う必要があります。そうすることで品質を落とすことなく、全体の効率化を進めることができます。
　でんそくの強みである工事、システム、製造の３本矢をより太く強くしていく事で、お客様の要望を手助けさせていただき、この厳しい時代を生き抜き、誰からも「でんそくは良い会社だね」と言っていただける様な会社になっていけるものと考えています。
　理想に少しでも近づける様、微力ではありますが、これまで以上に業務に精励し、職責を全うしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。