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2025.06.16
活きた組織造りに向けて

取締役 総務部長 高橋 政寿
 2025年度に入り早3ヶ月が経とうとし、経営計画や売上計画について第一クオーターでの計画進捗率の確認を踏まえ、年度計画達成に向けPDCAを回す必要があると思っています。また定期人事異動を迎える時期となり、ここで改めて人事異動の意味について考えてみたいと思います。
 以前の2021年2月号で組織力とコミュニケーションについて書かせていただきました。要約させていただきますと、組織力とは「日々の活動の中で成果を生み出し、組織自身を成長させる力」であるとし、これには、社員一人ひとりが自ら考え行動する力を持つことが重要で、その方向性を示すものとしてビジョンすなわち経営理念や「でんそくフィロソフィ」があると書かせていただきました。
 組織力の強化並びに活きた組織造りと人事異動について少し掘り下げて考えてみたいと思います。活きた組織とは環境の変化に柔軟に対応し、自律的に成長・進化し続けるダイナミックな組織のことです。具体的な特徴としては①社員が主体的に動く②組織内のコミュニケーションが活発、イノベーションが生まれる土壌がある③外部環境に敏感に反応し、変化に強い。私はこの具体的な特徴の中でも特に「社員が主体的に動く」すなわち課題を自らのものとして捉え行動することが大事だと思っています。誰かがやってくれるだろうという考えは避けたいと思っています。人事異動とはまさしくこの活きた組織造りを遂行するための体制づくりだと思います。
 でんそくの幹部社員研修を昨年5月から本年5月まで1年間実施しました。指導を頂いた羽田野正博様から研修を終えるに当たってとしてマネジメントについてお話がありました。「マネジメントとは、人と組織を活かし、創造的な成果を上げるという役割」と教えて頂きました。中でも活きた組織造りにとって、リーダーの役割を担う管理職の方々の役割は非常に大きいといえます。「企業は人なり」との言葉が松下幸之助氏の名言として伝えられています。すなわち人は経営において最も重要であり「経営の成否は、すべて人にある」と説かれています。この言葉を肝に銘じ私たち一人一人が自覚を持ち行動していくことが大切と思います。