代表取締役社長　櫻井　賤男

　寒さからようやく開放され、すがすがしい新緑の季節がやって来ました。年始め（1/20）トランプ米国大統領が就任されるや世界が一変し、政治・経済共に混乱、現在も相互関税が問題視されています。電力業界様では、脱炭素計画を2050年までに零を目指しておられ、特に水力発電所関係では、古い発電所のリパワリングや予知保全の仕事をさせていただいています。この様な環境下で今年3月期決算は、お客様、納入業者様、そして社員の皆様方のご協力で前年以上の結果で終える事が出来、心から御礼申し上げます。
　新年度に入って1.5ヶ月経過しています。今年も前年と同様センシング工事(データ収集装置)を受注しています。システム開発部を中心に工事部そして製造部が協力して進める予定です。システム全体は前年同様ですが、今年はAI(人工知能)のソフトを加味出来るか検討し、進めていく予定です。先週(5/8)AI研修会を本社3Fで全社員集まっていただき、生成AIの基本概念について説明していただきました。(講師として富山県新世紀産業機構林次長様、山田アドバイザー様)今回各自のスマホを持参していただき、アプリを使ってChatGPTで質問(プロンプト)を入力して回答を得る事を学びました。今後の利用についてこれからだと思いますが、会社の業務に活用する場合一定のルールを決める必要があると思います。
　雑誌致知5月号にユーグレナ社長 出雲 充さんの記事があったので紹介します。出雲さんは世界初となるミドリムシの大量培養に成功された方です。適切な科学と繰り返し努力する力、この2つの掛け算ですべての人がイノベーションを起こす事が出来るとの事。この中で繰り返し努力する力が大事な訳で、メンターとアンカーが揃っていれば、出来るとありました。メンターとは心から尊敬出来る先生や先輩、アンカーはその夢を忘れずにいられる具体的な品物(お守り、手紙等)。この記事を読んで物事を達成させる為には何が大事か。繰り返し努力する事が大事であると教えていただきました。 　新年度はDx + AIがらみの新商品を一点でも多く開発出来る様お願いします。