製造部 T.N
　今年も振り返ってみると､あっという間に一年が過ぎようとしています。今年は設計課の管理職が増え､新体制がスタートしました。設計業務は勿論の事､新人の育成から現場での試運転調整まで､改めて幅広い業務をカバーできる体制が整い､各担当者がそれぞれの持ち場で力を発揮できた一年だと思います。
　また､今年の主な案件としては､北陸電力様の小水力発電設備､関西電力様の大型高圧盤､富山県様の大型ゲート盤などが挙げられます。 このたび､私が担当した富山県様の大型ゲート盤更新工事について簡単にご紹介いたします。富山県が管理する県営ダムで､国内屈指の高さの重力式コンクリートダムです。ダムの完成以来､県の重要な水資源を支える施設として運用されています。今回の工事では､このダムの取水設備にあたる｢取水ゲート｣と｢制水ゲート｣のゲート周りの機器､そしてそれらを操作する制御盤の更新を行いました。老朽化が進んでいた機器の信頼性向上と、より安全で安定した運用を目指すための重要な工事です。現地では協力業者の皆様にもご尽力いただき､ゲート周りの作業から制御設備の入替まで､チーム一体となって施工を進めることができ､県のインフラを支える一助となれたことを大変嬉しく思います。
　こうした難易度の高い業務をやり遂げることができたのは､各自の努力はもちろんのこと､日頃よりご協力いただいている現場部門､管理部門の皆様､そして協力会社の皆様の支えがあってのことです。この場をお借りして､改めて深く感謝申し上げます。 来年も引き続き､変化の多い環境の中で､より安全で確実な設計から調整業務を進めていけるよう､部署一丸となって取り組んでまいります。来る一年が､実り多い一年となるように頑張りましょう！